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浮気しちゃったけど、やっぱりまだニューヨーク市で良いかも!



こんにちは。ニューヨークのココマスダ です。


この2、3週間、ネット検索と内見で田舎での不動産購入にどっぷり使っておりましたが、先週末はそれから離れてちょっと頭を冷やすことにしました。先週は久しぶりにイラストの仕事も重なって入っていて(雑誌と幼稚園向けの絵本の仕事です)、金曜日の午後の締め切りを済ませると、休憩が必要な気分でもあったのです。ついでに、週末にはほぼいつも一緒にいる彼氏にも会わないでお休みをとることにしました。


一緒に住んでないとやっぱり自由でいいなぁ〜、と思いました。娘にそう言うと、


I don't need a break from Quentin at all. I want to stay with him all the time.

(私はクエンティン からのおやすみは全くいらないわ。彼とはずっと一緒にいたいもの。)

※ 娘と彼女のボーイフレンドとの関係についてはこちら


そっか〜!

やりたい事が沢山あってひとりの時間が必要な私と違って、いつも誰かと一緒にいた方が良い、という娘の性格もあると思いますが、若さゆぇ〜(ここで昔のグループサウンズの音楽が頭に!) でしょうね。私にもそういう時ありました〜。


前回、「ブラックハウス」という名称の田舎の家に購買のオファーをしたけど競りに負けたことを書いて、もし落札できていたらそれはそれで満足だったと思いますが、私にとってあれほど完璧な物件は滅多にありませんから、この後どうするべきかな、と考えています。良さそうな物件はありますが、マイナスな点が多すぎて妥協してまで買う気にはなれません。


2.5エーカー の土地に掘建て小屋が建っている差し押さえされた物件にも目をつけて、来週見にいこうかと思っていたのですが、倍の値段で売れてしまいました! ちょっと良い物件は競りになってすぐさま売れてしまうし、郊外と田舎の不動産は高騰しまくっています。


土曜日は半日家にいた後、友人のマリーリンに誘われて、夕方に近くのレストランで会って、ワインで乾杯しました。こうやって歩いていかれる場所で女友達と会えるのって最高! 彼女とご主人のデービッドの二人はアーティストで、マンハッタンのソーホーとアップステート、そしてマイアミの三ヶ所に住まいを持ち、冬の間はいつもマイアミ、というスノーバードと呼ばれる生活をしているので色々と参考になります。


ちなみに、ニューヨーク市がやっと再開し始めた時には屋外での飲酒がオッケーだったのですが、その後、「食べ物も一緒に頼んだ時のみ屋外での飲酒を許可する。」という法律に変わりました。屋外バーが若い人たちで非常に混み合って、感染が広まることが懸念されたためです。「ワインだけちょっと一杯」が出来なくなって残念です。


日曜日は午前中に、初めてセントラルパークまで自転車に乗って行き、同じく初めてパークを一周してから帰って来ました。

私のサイクリングの記録には Strava というアプリを使っていて、パークまでの片道は 9.89キロ、パークの一周は9.8キロとほぼ同じ距離だった事が後でわかりました。パークまではウエストサイドの川沿いを79丁目の出口まで真っ直ぐ走ってから東に横断して、81丁目のパークの入り口から入って一休み。体が暖まっているうちにサイクリングを続行。


パークへの片道とパーク一周はどちらにも数カ所に坂があり、特にハーレムヒルと呼ばれる、セントラルパークの北端の長く続く坂はキツかった!


セントラルパークの広大な美しさには行くたびに感動し、

どうして何時間も車を運転して田舎に行って自然を楽しまなければならないのか、ここに大自然があるのに!

と思うぐらい。もちろん人は多いですが、日本の公園のように混んでいることはないし、閑静なスポットを見つけることは難しくありません。先月、ノースウッズと呼ばれるエリアに小さな滝まであることも発見しました。


ハーレムヒルはキツくとも、セントラルパーク一周にかかった時間は32分で、今回はスピードは気にしなかったので、こんなに早く回れちゃうんだ!とびっくり。


パークからの帰りは、パーク内を60丁目のコロンバスサークルまで南下してから西に横断。今度は早く走ろうとせずに、色々寄り道して見ながら帰ることにしました。


先ず、ウエストエンドアベニューの60丁目で、

ビルの半分が飛び出しているモダンな建築が目につき、「ウォーターラインスクエア」という、ラグジェリー・コンドミニアムの富裕層村が出来ているのを発見。


なにこのビル、怖っ!

トライベッカには、テラス毎に突き出ている通称「ジェンガビル」がありますが、これは今にも傾いて倒れそうです。個人的には、こういうビルを選んで入居する人の気がしれません。


ビル群の真ん中には子供の遊園地もウォーターパークもあり、もちろん(コロナ禍でなければ)若い富裕層ママたちには必須!のソウルサイクルもありました。


レストランは幾つかありましたが、小売店はこれから入居するはず、だったのでしょう。でもコロナ禍になってしまってこれからどうなのでしょうね。


帰ってからネットで調べると、これは、リチャード・マイヤー&パートナーズ他、有名な建築家たちがデザインしたプロジェクトのようです。


ユニットのお値段を見ると、一番小さいユニットの1LDKで2ミリオンダラー、2億円以上!

3LDKになると、6億円以上ですわ! リビングルームが広いこと!


「バッテリーパークは公園が多くて良いけれど、私たちにはユニットが小さすぎて〜。」というファミリーが住むのでしょうね。


マンハッタンの貧富の差は年々広くなっているだけでなく、富裕層の裕福さが眼に見えて桁外れになってきているし、その数がどんどん増えている感じがします。どうしてこんなに大金持ちが沢山いるんだろう?と思います。

ウォーターラインスクエアを後にして、行きと同じくハドソン川沿いの自転車道を走りました。

お天気が良くて気持ち良かった〜。


娘が赤ちゃんだった頃には、良い眺め以外には何もなかった、マンハッタンの北端から南端まで続くハドソンリバー・パークの開拓が始まったのは1998年。5年後の2003年にグリニッジヴィレッジのエリアがオープンし、皮肉な事に、娘に遊園地が必要なくなった頃に、うちの目の前にウォーター・パークも出来ました。17年の間に誰でも使える素晴らしいパークとなり、その開拓はまだまだ進んでいます。


詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。


何時間も運転して田舎まで行って、緑が多くて水の眺めがある物件を一生懸命探していましたが、私のアパート(日本語ではマンションなのでしょうが、そう呼ぶもはどうも抵抗があります。)の目の前(エレベーターに乗るか階段を降りなくてはなりませんが)、歩いてすぐのここにはそれが無料である!


庭師を雇う必要はないし、

芝刈りの必要も、雪かきの必要もない!


うちからのハドソンパークの眺めは何度もインスタに挙げていますが、日暮れ時は絶景です。


私は自転車道しか使いませんが、

テニスコート、

バスケットボールコート、

ラケットボールコート、

スケートボードパーク、

ミニゴルフ、

ビーチ・バレーボールコート、

サッカーのフィールドと屋外スポーツの施設がなんでも揃っています。


子供用の遊園地とウォーターパークは幾つもあります。


カヤックも無料で利用できます。

(ただ、初夏にはやっていたのですが、コロナ禍で現在は利用不可となっています。)


芝生の公園は沢山あります。


セーリングボートの学校もマリーナもあります。

避暑地のハンプトンの町の中で、富裕層が利用するマリーナがあるサグハーバーまで行った時に、

「ここまでわざわざ来なくても、こんなのうちの前にあるではないか!」

っと思ったぐらい。


うちのすぐ前のピア25(Pier は桟橋という意味です)の先っぽには、夏になるとグランドバンクスという、船上レストランが停泊します。お値段は多少張りますが、ムード満点です。

コロナ禍で、道路にもテーブルが出て、黄色いパラソルが綺麗です。


娘とクエンティンは、夜になって散歩がてらに生牡蠣を食べて来たりします。母親よりずっと贅沢をしてるふたりです。でも、バイトで稼いだお金で遊ぶのですから偉いです。


私たちは、大都会のニューヨーク市に住みながら、海辺町の雰囲気が楽しめているのです。


ミッドタウンのあたりまで上がれば、船に乗ってロブスターが食べられるレストラン・ボートのノースリバー・ロブスターカンパニーもあり、メイン州まで行ったような気分にもなれます。


うちの近所には、私が探していた条件が、ほぼ揃っているではないですか!


ないのは静かなビーチとプールだけ。それには時々旅行をすれば良い。どうせ私は飽きっぽいのだから、いろいろな場所に旅行した方が良いでしょう。


じっと我慢して、科学者たちがコロナという魔物を退治してくれるのを、マスクをしないで屋外を楽しめる日がまた戻ってくる日を、待てば良いのです。


今週の後半には待ちに待った美術館が開館し、私の大好きなニューヨークがもう少し戻ってくるのです。


予定通りに、娘が大学を終えて独立して、年金をもらえるようになった頃にその後の事は考えれば良い。


と、心境の変化を感じているのでした。


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かなり長くなりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます!

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