ニューヨークは ロックダウンはしていません。


リンカーンセンターの前。4月4日


ニューヨークのココマスダです。

自宅待機命令が出されて2週間目です。

こちらの様子を伝えている記事には事欠かないと思いますが、

メディアの、プロのジャーナリストさんが巷の状況を書いた記事は

正直言って、あまりに大袈裟で、真実を伝えていない、

と思わされざるを得ないので、

申し訳ないですが、コメントさせていただきます。

医療機関が崩壊寸前な事は、

介護に従事している張本人たちが悲鳴を上げていて

SNS等でその悲惨な状況を伝えていて事実です。

でも、自宅待機をしている私たち一般市民たちの日常は

緊迫したものではないのが事実。

マドンナを初め、

セレブが豪邸や個人ヨットからインスタ等で発信する投稿は、

あまりに今の状況を把握していないので叩かれています。

普段は他の人が書いた記事に難癖をつける事は避けています。

でも、こんな時だからこそ

誇張した記事を見ると反感を持ってしまいます。

例えばこの記事。

「大根欲しい」が命取りになる 失敗から学ぶロックダウンへの備え

かなりセンセーショナルなトーンでつい読んでしまいますよね。

はい、読みました。


「私の近所も朝から晩まで静まり返った街に救急車のサイレンの音しかしない。」

ニューヨークと一口に言っても広いですから、感染が多く起こっているエリアとそうでないエリアがあります。

救急病院の近くに住んでいたらそんな状況かもしれませんね、

「私の近所も」ではなくて、「私の近所は」にしていただきたい。

大根だけを買いに行く「自由」はもうない。

これは真っ赤な嘘です。ありますって!

買いに行きたければいつでも買いに行かれるし、

最初の頃は品不足も起こりましたが、今はまたほとんどの食品が揃っています。

うちでは、一ヶ月ぐらい買い物に行かなくても大丈夫なぐらいの食料品の買い置きはしてありますが、生鮮食品は1週間に一回ぐらい買いに行きます。

(注:感染防止に全米で、他人とは180センチの「社会的距離」を保つことが厳しく指導されている)

州によってその対応は異なり、今日4月5日の現地報道によると、専門家の意見を無視して緊急事態を発行していない共和党知事たちが9人いて、残念ながら厳しく指導されていないのが問題です。ニューヨークでも、もっと厳しく指導したら良いのに!と思います。

そして、ロックダウンという言葉が氾濫し、この記事でも使われていますが、

ニューヨークはまだロックダウンしていません。

日本のメディアで多用されていた、「外出禁止令」というのも語弊です。

911(同時多発テロ事件)の直後のように、橋やトンネルが閉鎖され、

市への行き来が止められてもいないし、外出が禁止されている訳でもありません。

実際、公園など場所によっては、人口密度があまりに多いのに驚きます。

犬を飼っている人たちは毎日犬の散歩をしています。

今の状況にかなり神経を高ぶらせていて、

感染を恐れて自分の娘と会うのは今のところ辞め、

毎日のように注意事項を送ってくるブルックリンに住む元夫も、

マスクと手袋の完全装備で犬の散歩はしているようです。

食品を配達してもらう、という手もあり、多くの人が利用していますが、

私が時々配達を頼む Fresh Direct (フレッシュ・ディレクト)は

配達スロットが全て一杯です。

昨日、娘とシェアカーのZipcar (ジップ・カー)を2時間借りて

近所で手に入らなかった物を買いに行くと同時に街の様子を見てきました。

車は乗る前に、消毒剤で触るところを入念に消毒し、

窓は空けたままで換気を良くして走ったのはもちろんです。

この行動を、「無謀な自殺行為」と思う人、もいるでしょう。

でも、市の水道局に勤めている元兄嫁は今だに毎日出勤してますし、

食料品や薬品を始め、

「生活に必要不可欠な物」の販売に関わる人たちは働いているんです。

コーネル附属病院のお医者様が発信した、

「生活するために注意する事」をわかりやすく説明したビデオに従って

必要な感染予防をして、

長期になるだろうこの非常事態に対応した生活をしています。

私の買い物ルックスはこんな感じ。


注文したマスクがまだ来ないので、

マスクの代わりに、サイクリングで使うバラクラバという

頭と顔を覆える便利な物を使っています。

ウイルスを吸わないようにするため、と言うより、

顔を触ってしまう事を避けるため。

手袋はせず、消毒薬を頻繁に使い、家に帰ったら念入りに手洗いをします。













欲しかったのは、近所では手に入らなかった生姜と、

書い忘れた玉ねぎと、

Zoomと使ったバーチャルお誕生日パーティーのためのカップケーキです。

野菜はソーホーの日本食材店サンライズ・マートで、

カップケーキは、

現在チェルシー店だけやっているビリーズ・ベーカリーで購入。

普段好きで、支援したいお店でもあるので。

頑張って営業を続けているのですから、応援してあげないと!

サンライズマートでは、従業員達はマスクと手袋をしているだけでなく、

レジの前に天井から透明のビニールが吊るされていて、

感染防止対策をしていました。


ビリーズベーカリーは、店内に入れるお客は二人づつ、という事で、左の写真の通り、

感覚を空けた列で大人しく待っていました。

私も列に加わり、10分ぐらい待ったかな。平常時でも、店内で待つより良いですね。


買い物が澄んだら、前の人に習って、

"Thank you for working." 「働いていてくれてありがとう。」

とお礼を言って、いつもより多めのチップをチップ箱に入れました。




買い物が済んだ後は、そのまま少しドライブしました。


車は混んでいませんでしたが、お天気が良かったので、

川沿いの公園には沢山の人が出ていました。

ハーレムやアッパーウエストも走りましたが、

全然ゴーストタウンではないので呆れたぐらい。

1ブロックに4、5人はいました。

家族には見えない、友達風のグループも多く見かけたのですが、

娘が思うには、

"They can be roommates or they might have decided to quarantine together."

「ルームメートかもしれないし、一緒に自宅待機する事にしたのかも。」

なるほどね。そう願います。

私が住むトライベッカは、先日お知らせしたように、

別荘に疎開した人が多いので、道での人口密度が少ないのかも、です。

タイムズスクエアは、交通止めになってましたが、歩いている人達もちらほら。


これで、自宅待機期間が終わるはずの4月15日までの食料は十分に揃ったので、

買い物はしなくて済みそうです。

今週は状況がかなり深刻化するのでは、と言われていますが、

自宅待機令の効果が出てくれたら素晴らしいな、と思います。

 

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