私の娘は養子です。その1


2003年、2歳の娘とハワイ島で


ニューヨークのココマスダです。

昨日は母の日でしたね。

日本では、今年は花業界が、

コロナの緊急事態にピークを分散しようと、5月を母の月にしたようですね。

グッドアイディア!

何と、とても素敵なブーケを届けてくれた、

フローラルデザイナー兼生花の先生の友人が教えてくれました。

私が制作した彼女のウェブサイト、momoglobalflowers.com

英語ですが見てくださいね。

お母様方、おめでとうございます。

今年はお子さんやお孫さんに会えなくて寂しい人も多いでしょうね。

ステップマザーの方々も、おめでとうございます。

何らかの事情で母親の役割をなさっている方々もおめでとうございます。

血が繋がっていなくても、母親は母親。

そう自信を持って言えるのは、


実は、今大学生の私の娘は養子で、
私と血の繋がりはありません。

この事に触れると長くなるので、今日から数回に分けてお話しします。

彼女は、アイリッシュ系の産みの母親と、韓国系の父親の間に生まれたハーフ。

二人ともアメリカ生まれです。

養子縁組の手続きは、娘が生まれる前に、

アダプション・エージェンシーを通して行い、

私と元夫は、生後6時間後に娘に会い、6日目に家に連れて帰りました。

なので、娘はほぼ生まれた時から私たちの子。

どうして養子を迎える事になったか、どうして家に連れて帰ったのが6日後だったか、は次回に。

この事実をこちらでは娘はもちろん、周りにも全く隠していないので、

欧米人の友人で知らない人はほとんどいないと思います。

娘は私と全く似ていませんが(なので幸い美人です。笑)

私の元夫はイタリア系で、娘と似ていない事もないので、

言わなければ誰にもわからないのですが。

でも、日本人に打ち明けるのは気をつけてきました。

日本語学校や帰国した時に娘を差別から守るため。

日本人は養子、という制度に慣れてないので、

心無い事を言う人たちが多いですし、

悲しい事に、韓国人への差別が今でもありますよね。

妹が友人と集まった時に、私が養子を迎えた事を打ち明けると、

「お姉様、知らない子を家に入れて気持ち悪くないの?」

と、聞かれたそう。

「お姉さん、それが普通の日本人の感覚なのよ。」と教えてくれました。

へ〜、そうなんだ!と驚きました。

「ココさんは自分の子でもない子を育てているんだから偉いわよね〜。」

とは何度も言われました。

相手は褒めているつもりなのかもしれませんが、

わかってないんだな〜。

自分の子なんですよ。

在日でもなくても、韓国人への中傷も、私が日本人なので同感すると思うのか、

えっ、この人が?と思った人が言うのも何度も経験してきました。

私は娘を日本語も英語もネーティブなバイリンガルに育てたかったので、

彼女が小さい時には、日本語の親子のプレイグループに娘と一緒に参加し、

小学校からは、土曜日の補修校に通わせました。

日本人は誰が何を考えているかすぐにはわからないので、

よっぽど親しくない限りは養子であることを打ち明けませんでした。

このブログを読んで、

「ココさんとは仲良いと思ったのに知らなかった〜!

 傷つく〜!」

と思う方がいたらごめんなさい。

一生懸命子育てをしていると、

娘が養子だと言うことは忘れている事も多かったので、

仲良くなったけど打ち明ける機会を逃した、

打ち明ける理由がなかった、と言う場合もありました。

特に娘が大きくなってからは。

確かに、娘が小学校に上がった頃には、日本人でなくても

理由がなければ一々打ち明けないようになったのは確か。

話始めると長くなるし、何回も同じことを繰り返すのは面倒になったのも事実。


私のポリシーは、

「自分から進んで情報を提供はしないけれど嘘はつかない」

でした。

例えば、ママ友達と集まって、出産の話になって、

私の経験を聞かれたら、

「実は私はあの子を産んでないのよ。」と告白していた訳です。

昔のことなのでもうすっかり忘れてましたが、

ママ友達との集まりで、妊娠や出産の話題になると辛かったなぁ〜。

仕方がないんですけど、子供が小さい時には良くあって。

養子を迎える事は、

ニューヨークはもちろん、

米国では全く珍しくありません。

娘が小学校の2年生だった時かな、

クラスには娘も含めて4人も養子の子がいてびっくり。

親はレズビアンのお母さんが二人、の男の子もいました。

娘がそういう環境で育ったのは本当にラッキーでした。

今になって娘が養子である事をこういった形で発表するのは、

日本でも、養子という制度が広まって欲しいから。

養子を迎える事がタブーで無くなって欲しいから。

日本では、生みの親のもとで育つことができない子どもたちは約45,000人いるのに、

その約80%が乳児院や児童養護施設などの施設で暮らしている、という悲しい事実があります。

私が母親になった頃、「結婚相手は見つからないけど、母親にはなりたい、

養子を迎えたい、と思っていても、日本ではあり得ない。」

と言っていた友人もいました。

ここ数年でその状況も変わってきているようで、嬉しく思います。

生みの親のもとで育つことができない子どもたちが、子供に恵まれない人たちに迎えられ愛されて育つ事ができる事に少しでも貢献したくても、娘が成長するまで待ちました。

娘を養子であることの看板にする事は、私の一存では出来ない、と思ったので。

娘が大人になって(米国では18歳が成人です)、差別を受けても大丈夫な強い子に育ってくれて、養子である事を公に発表する事に関して、

"It's fine with me." (全然構わないよ。)

と言ってくれたので公開することにしました。

それと、もう実家の親の世間体を気にしなくて良くなったので。

父は、娘を本当の孫として溺愛してくれて、連れて帰ると、

「可愛いお孫さんですね〜。」と言われるのを何よりも楽しんでいました。

実業家だったので仕事やゴルフを通じての付き合いも多く、

日本の状況を考えると、養子である、という事がわかると困るだろう、

と考えました。その父も7年前に亡くなりました。

母はまだ生きていますが、人の噂を気にしなくて良い状況にあります。

なので、誇りを持って言えるようになりました。

私の娘は養子で、私の実の子です。

こういった形でも母親になれて私は本当にラッキー!

心からそう思います。

ちなみに、昨日は娘の産みの母親にテキストを送りました。

Happy Mother's Day! って。

彼女との関係についても書きますね。

養子縁組にご興味がある方、

次回も読んでください。

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