こんにちは。ココマスダです。
今週はひとりでコペークの家にいます。
先週の木曜から娘とボーイフレンドのクェンティンが、「夏休みももう終わりだから」と泊まりに来てたのですが、家はまだゲストルームが整っていないし、「おまけ」がいて大変だったので、流石の私も息抜きが必要で、スティーブにも、「数日ひとりにさせて。」とお休みをもらったのです。とてもフレキシブルな、ありがたい関係です。
「おまけ」とは、娘たちが臨時里親になっていた子犬2匹!保護された6匹の子犬たちのうちのメスの2匹で生後まだ13週間。ひとなつこくて、それはそれは可愛いかったのですが、娘たちが「お座り」を教えただけで、まだ躾ができていません。超元気なだけではなく、一応犬用サークルと防水マットはあるのですが、そこら中にオシッコはするわ、散歩させようとしてもまっすぐ歩いてくれないわ、で、娘にこんなことを言わせたほど。
"Now I understand how hard being a mother is. You can never rest!"
(母親である大変さがわかったわ。全く休む暇がないのね!)
ははは!それも2匹ですから双子を育てるようなもの。
私の苦労がわかってくれたのは良かったのですけど、子供たちがいるだけであっと言う間に散らかるのに、もう狭い家がぐっちゃぐちゃで、それも臭〜い状態になりました。ちょうど台風が訪れる前でもあったので、家の修理に夢中で居残りたそうなスティーブも説得して、土曜の晩に皆でトライベッカに帰り、私だけ雨があがった月曜の午後に戻ってきたのでした。
ちなみに、娘と一緒の時の運転はいつも娘。運転が大好きなだけでなく、私たちをもう年寄り扱いして、私たちが運転すると怖いんですと! なので、私とスティーブは後部座席で犬の抱っこ役。優しいおばあちゃんの予行演習でございます。
娘と彼氏の大学の新学期は今日から始まったのですが(2人とも3年生)、子犬たちは無事、コネチカットの(娘が言うには)裕福な女性のところに貰われていったそう。良かった! 彼らはこの夏、合計5匹の犬の臨時里親をやり遂げました。ボランティアですから、犬用サークルやおもちゃ、餌などを買うのにかなりお小遣いも使ったと思います。トライベッカのマンションは、もう犬の匂いで大変なことになっていたのですが、娘は自分の犬(主に元夫が世話をしていたのですが)を先月亡くしたばかりだし、ま、良いことしているわけだし、いい経験になるだろう、と許しました。最後の2匹が里親に引き取られていってからすぐに、2人でちゃ〜んと掃除して、ラグマットも新調してくれたことをフェースタイムで報告してきました。
と言う訳で、いつもながら前置きが長くなりましたが、今日はこの家を買った日のサプライズについて書きますね!
この家の前のオーナーはご老人夫婦。そして、20世紀の半ばに建てられた住宅には多いのですが、キッチンとバスルーム以外の全ての部屋には床いっぱいにカーペットが敷き詰められていました。なんと、玄関のポーチと階段にも普通のカーペットが!!
しかし屋外にカーペット敷くかいな!雨が降ったら水を吸ってしまうではないか!と思いましたけどね、敷かれていたんですよ。もちろんひどい状態になってました。そして、何年も空き家になっていた間に室内のカーペットも湿気を吸ったのか、家中がカビ臭い状態でした。ヒェ〜!コロナ禍でマスクしてて良かったですよ。普通のバイヤーだったら、もうそこでこの家を買うのは諦めるところ。
内見をした時には、カーペットの下はどう言う状態なのか、は不明。購買のオファーが受け入れられて、住宅検査にこぎつけた時に、カーペットの端をちょっと剥がしてみようとしたのですが、頑丈に張られていてびくともせず、分からずじまい。
不動産屋さんも、住宅検査をしてくれたインスペクターも、「カーペットの下は多分、素の床板でしょうね。新規にフローリングを貼るしかないですね。」と。う〜む。
家の改装で一番お金がかかるのは、1) 屋根を張り替えること、2) 窓を取り替えること、そして 3) 床の張り替えです。壁はペンキを塗り替えれば済むし、自分たちで出来ます。1)と2)はやらなければならないとわかっているけど、床までか〜、、、汗。
それでも、インテリアに余計なモールディングなどのデコレーションがされていないことが気に入って(剥がしたり壊したりするの大変ですから〜)買うことにしたのですけど、契約を終えて家が自分のものになって、鍵をもらって入ったその日に私たちが取り掛かったのは、カーペットを剥がすこと!近くの町、ヒルスデールに住んでいる親友のダニエラも手伝いに来てくれました。ビリビリ!! カーペットは案の定湿気を吸って重たい!これはかなりの肉体労働でした。
カーペットの下から現れたのは、スポンジみたいな下敷き。これも湿気を吸ってます。
スポンジの下は何なんだ ? ビリビリビリ、と剥がすと!! あ〜、、、!!!
新品同様のフローリングが現れたではありませんか!
きっと、長年カーペットで守られていたのですよ。やった〜!
私は本当は、欧米の古いカントリーハウスでよく見られる、幅がとても広い、もうちょっとくすんだ色のフローリングが好きで、選ぶのだったらそれ、って思っていたのですが、地球に優しく生きるためには、せっかくあるフローリングを貼り替えるなんて勿体無いことはできません。先ずはありがたく使わせていただこうではないですか。それに、3部屋のフローリングを貼ったり、塗り替えたりしなくてよくなって、時間的にも経済的にもかなりの節約になりました。
「日頃の行いが良いから神様がご褒美をくださっだのだな、ありがたや。」と、にわか信者になりそうになりました。
でも、カーペットを剥がした後に待っていたのが、限りなくあったカーペット用ホチキスと、部屋の周り全体に貼ってあった細い板を取る仕事。これがまた大変で、ダニエラは翌日は戻ってこなかったし、スティーブも、
I don't want to do it anymore!!
(もうやりたくない〜!!)って叫んでいました。
フローリングに関してはとてもラッキーでしたが、リビングルームがトップの写真のようになるまでに、大きな、今度は良くないサプライズが待っていたのでした。それについては次回に。
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