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アメリカは、シニアでも一般住宅ローンが組める国です。


こんにちは、ココマスダです。


今年も確定申告の時期がやってきました。

日本の所得税の申告期間は、2月16日から3月15日までのようですね。


米国では、毎年多少違うのですが、申告が出来る時期は長いです。今年は1月24日から4月18日。私は会計ソフトを使っていて、常にデータが揃っているので準備は簡単。長年同じ税理士を使い、毎年3月中に済ますようにしています。彼のホームオフィスはクイーンズのフラッシング地区にあり、マンハッタンの自宅から1時間以上かかりますが、フラッシングには中華街と韓国人街があるので、帰りに美味しい韓国料理を食べてくるのが恒例になっているので苦になりませんでした。


娘がまだ乳児だった時に、初めてした外出も彼のオフィス。奥さんが出てきてくれて、お祝いのギフトをくれたっけ。良い思い出です。


でも、今年はオミクロン株のためにリモートで済ませることにしました。


リモートで対応してみると簡単にできてしまう訳で、もう出かけていくことはないかな、と思うと何だか悲しいです。コロナ禍で皆さんも同じようなことを経験されていることと思います。


そして、去年の所得に対して支払う税金ですが、去年は、個人退職金口座を通して投資している貯金を崩して不動産を現金で買ったので、引き出した金額は収入とみなされてしまい、所得税の限界税率区分が最高になり、(私としては)大金を税金として支払うことになり不覚です。わかってはいたのですけど、こんなにか〜、と絶句。そんな現金は手元にないので、再び個人退職金口座から下ろすことになり、それにまた税金がかかる、という悪循環!参ったな〜。


全く、トランプがたったの350ドルしか税金を納めていないとか、イーロン・マスクやジェフ・ベゾスが、システムを利用して一銭も税金を払っていない、とかを聞くと、不公平な世の中だな〜と思います。でも、私が若い頃に亡き父に、「税金に納める金額は自分のお金じゃなくて、納められるだけ稼いだのだからありがたいと思え」と教えられたので、そう思うようにはしているのですけどね。その頃に、仕事の収入が入ったら、税金分をすぐに他の口座に移しておいて予定納税をする習慣がついたので、確定申告の後はたいてい還付金を受け取れます。今度だけはそれをしていなかったので苦痛に感じたのです。


田舎の家を買ったことは微塵も後悔していないし仕方がないのですが、出来れば短めのローンを組んで買いたかったものです。


「えっ、ローン?60代でローンは組めないでしょう!」とお思いですか。私もてっきりそう思い込んでいたので、去年の6月の不動産購入は、個人退職金口座を通して投資している貯金を引き出して現金で買う計画でした。(60歳を過ぎると、個人退職金口座からの引き出しにはペナルティーがかかりません)


でもアメリカでは、ローンを組みたい人を年齢で差別するのは違法、という事実を知りました。

アメリカでは、86代のシニアでも一般の住宅ローンを組めると!


融資をしてもらえるかどうかは、頭金の額、購買しようとしている不動産の質(価値)、そして、ローンを返済できるかどうかの可能性、等が審査されますが、年齢は考慮されないのです。

実際に、不動産屋さんから勧められた地元の金融機関で(頭金を多く払う前提で) 20万ドル分(約2,300万円)の住宅ローンを申し込んでみると、事前承認を得ることが出来ました。事前承認書があると、購買交渉の時に有利なのです。フロリダにコンドミニアムを買ったばかりの年上の友人夫婦も「30万ドルの30年ローンを組んで買ったわよ」と。69歳と66歳の夫婦です。多分、ローンを払い終わる前に(多分)亡くなってしまうではないですか!(失礼)


すごいな。さすがアメリカ!シニアでも夢を持てる、賢い不動産購入が出来る、という訳。


私が最初から「シニアはローンを組めない」と思い込んでいたのは、実家の父が、60代後半に新事業を始めた時に、銀行が年齢を理由に融資をしてくれないので、仕方なく兄を社長にした、という事実があったから。でもこれはもう20年ぐらい前の話。


あれから日本は変わったのだろうか、と調べてみると、60歳以上で住宅ローンを組めないことはないけれども、「住宅ローンには申し込み時や完済時の年齢制限があります。一般的な住宅ローンの場合、申し込み時の年齢が65~70歳、完済時の年齢が80~85歳程度に設定されていることが多い」と。やっぱり。


60歳以上の方のための「リバースモーゲージ型住宅ローン」等がないことはないけれども、それはシニア用のローンであって、一般ローンではありません。


でも、ローンは組めても、ローンでの不動産購入は難しい、という現在の状況だったので、自分が欲しい物件を手にするには現金支払いをするしかありませんでした。ま、ローンの支払いが毎月ないのはそれはそれで気が楽ですから、良かったのかな、とも思っています。


これから改築には10万ドル以上はかかるので、その資金をまた個人退職金口座から下ろすのではなく、家を担保にしてローンを組もうと思っています。そのローンを返済するには稼がないと!



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